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マドレーヌとフィナンシェだけじゃない！隠れ焼き菓子ヴィジタンディヌの魅力と違いを徹底解説！
2024.09.30
お役立ち情報
こんにちは！田園調布プチカヌレ専門店「COMME PARIS(コム・パリ）」編集部です。
フランス発祥の焼き菓子といえば、多くの人がマドレーヌやフィナンシェを思い浮かべるでしょう。
しかし、フランスにはまだまだ知られていない焼き菓子が存在します。
その一つが「ヴィジタンディヌ(Visitandine)」。
この記事では、マドレーヌとフィナンシェ、そして隠れた名品ヴィジタンディヌの魅力と違いを、プチカヌレ専門店であるCOMME-PARISが徹底解説します。焼き菓子好きのあなたにとって、この3つの違いを知ることで新たな発見があるかもしれません！
1. マドレーヌの特徴と魅力とは？
マドレーヌは、貝殻の形と中央のぽっこり膨らんだ「おへそ」が特徴的なフランスの焼き菓子です。
ロレーヌ地方のコメルシー発祥とされ、全卵を使用し、バターや砂糖のまろやかな風味とふんわりした食感が楽しめます。
バニラや柑橘系の香りを加えたものが一般的ですが、近年では抹茶やチョコレート、フルーツなど様々なフレーバーも見られます。
特徴的なポイント
- 形状：貝殻型、丸みのあるフォルム
- 材料：全卵、溶かしバター
- 食感：ふんわり柔らか
- 味わい： 優しい甘さとバターの香り
マドレーヌの由来
マドレーヌは、フランスのロレーヌ地方で誕生した焼き菓子です。伝説によれば、ロレーヌ公が気に入ったメイドの名前が由来とされています。このように、歴史ある焼き菓子であることから、現代でも広く愛されています。
マドレーヌの作り方
材料
No. 原材料 量 1 全卵 1個 2 薄力粉 50g 3 小さじ1/2杯 4 50g 5 50g
ベーキングパウダー
砂糖
バター（無塩）
手順
STEP１
ボウルに卵を割り入れて軽くほぐし、砂糖を加えて泡立て器でしっかり混ぜます。
STEP２
ふるっておいた薄力粉とベーキングパウダーを加え、さっくりと泡立て器で混ぜましょう。
STEP３
溶かしバターを加えて、全体がなじむように軽く混ぜます。ラップをかけて、冷蔵庫で1時間くらい休ませておきます。
STEP４
スプーンで生地をすくって、型に7分目まで流し入れます。軽く型を持ち上げてトントンと落として空気を抜きます。
STEP５
170℃のオーブンで15〜18分焼きます。焼き色がきつね色になったらOK！すぐに型から外して、網の上で冷まして完成です。
COMME PARISでは、きび糖の深く優しい味わいに、瀬戸内産レモン果皮を加えた爽やかで華やかな風味のマドレーヌが味わえます。しっとりとした食感と、レモンの爽やかな香りが特徴です。紅茶やコーヒーとの相性も抜群で、ティータイムをより一層楽しめます。
オンラインショップもございますので、ぜひ一度食べてみてください。
COMME PARIS（コムパリ）｜公式オンラインストアはこちら
2. フィナンシェの特徴と魅力とは？
フィナンシェは、焦がしバターとアーモンドの風味が豊かな焼き菓子です。形は長方形で、金塊を模したスタイルが特徴的。フランスのパリ証券取引所の周辺で、ビジネスマンが手軽に食べられるように考案されたといわれています。アーモンドパウダーと焦がしバターが、香ばしさとリッチな風味を引き立てています。
特徴的なポイント
- 形状：金塊型の長方形
- 材料：卵白、焦がしバター、アーモンドパウダー
- 食感：外はカリッと、中はしっとり
- 味わい： 香ばしいバターの風味とアーモンドのコク
フィナンシェの由来
フィナンシェは、パリの金融街で働くビジネスマン向けに考案された焼き菓子です。手を汚さずに素早く食べられるという利便性と、その金塊のような形から「フィナンシェ」と名付けられました。
フィナンシェの作り方
材料
No. 原材料 量 1 アーモンドパウダー 35g 2 薄力粉 30g 3 70g 4 90g 5 80g
粉砂糖
バター（無塩）
卵白
手順
STEP１
無塩バターを鍋に入れ、中火にかけます。泡立ち始めて色づいてきたら、よく混ぜて、色が濃くなったら火を止めます。
STEP２
焦がしバターを漉して70gを計量し、温度を65～70℃まで冷まします。
＊60℃以下にならないように気をつけて！
STEP３
ボウルに、ふるったアーモンドパウダー、薄力粉、粉砂糖、卵白を加え、ホイッパーでゆっくり混ぜます。
STEP４
焦がしバターを3〜4回に分けて生地に加え、その都度しっかり混ぜ込みます。
STEP５
ホイッパーを持ち上げたときに、生地が重なり、スジがすぐに消えるくらいのやわらかさまで混ぜます。
STEP６
すぐに生地を型に流し入れ、オーブンの温度を190℃に下げて6分焼き、その後180℃に下げてさらに6分焼きます。
焼き上がったら型からすぐに外して完成！
4. マドレーヌ、フィナンシェだけじゃない！フランスの隠れた焼き菓子、ヴィジタンディヌとは？
「ヴィジタンディヌ(Visitandine)」は、フランスの伝統的な焼き菓子で、歴史的に修道院で作られていたと言われています。
その名前は、修道女の「ヴィジタンド会」に由来しています。ヴィジタンディヌは卵白をメインに使い、フィナンシェに似た食感を持ちながらも、より軽やかでしっとりした仕上がりが特徴。アーモンドパウダーが使用されることが多く、焦がしバターの代わりに溶かしバターを使うのが一般的です。
マドレーヌやフィナンシェとの違い
ヴィジタンディヌは、マドレーヌやフィナンシェと同様にバターが多く使われる焼き菓子ですが、いくつかの点で異なります。例えば、マドレーヌは全卵を使い、フィナンシェは卵白のみを使用しますが、ヴィジタンディヌも卵白をメインに使用する点ではフィナンシェに似ています。ただ、焦がしバターではなく、通常のバターを使用するため、フィナンシェほどの香ばしさはなく、より軽い食感が特徴です。
ヴィジタンディヌの魅力
ヴィジタンディヌは、そのふんわりとした食感と優しい甘さが特徴で、口の中でとろけるような滑らかな風味が楽しめます。アーモンドパウダーが加わることで、しっとり感と独特の香ばしさもプラスされ、シンプルながらも味わい深い仕上がりに。また、余計な装飾がないため、素材の味をしっかりと楽しむことができるのも、この焼き菓子の魅力の一つです。
ヴィジタンディヌの作り方
材料
No. 原材料 量 1 バター（無塩） 60g 2 卵白（A） 30g 3 30g 4 15g 5 35g 6 30g 7 30g 8 30g
砂糖（A)
はちみつ
アーモンドプードル
薄力粉
卵白（B）
砂糖（B）
手順
STEP１
バターを鍋に入れて加熱し、白い沈殿物が茶色くなったら、鍋の底を冷水に当てて焦げを止めます。
STEP２
ボウルに卵白（A）とグラニュー糖（A）を入れ、ホイッパーでしっかり混ぜます。
STEP３
アーモンドプードルを一度に入れ、ホイッパーで混ぜます。
STEP４
ふるっておいた薄力粉も一度に入れて、よく混ぜます。
STEP５
焦がしバターを2回に分けて加え、その都度バターがなじむまでゴムベラで混ぜます。
STEP６
別のボウルに卵白（B）とグラニュー糖（B）を入れ、ハンドミキサーでメレンゲを作ります。
STEP７
メレンゲをゴムベラでひとすくい、5のボウルに入れてよく混ぜます。
＊このひと手間がポイント！メレンゲを少しだけ混ぜることで、生地が緩んで次に入れるメレンゲがつぶれにくくなります。
STEP８
残りのメレンゲをすべて入れ、泡をつぶさないようにゆっくり丁寧に混ぜます。
STEP９
油脂を塗った型に生地を入れ、焼成します。
電気オーブン：210～220℃で9～10分
ガスオーブン：200～210℃で9～10分
※お使いのオーブンによって火力が異なるので、焼成温度や時間は調整してください。焼きムラや焦げに注意して、オーブンの様子をしっかり見ながら調整を。
STEP１０
ケーキクーラーにのせて、粗熱を取ったら完成！
COMME PARISで味わう本場のヴィジタンディヌ
田園調布にあるプチカヌレ専門店COMME PARISでは、焼き菓子専門店ならではのおいしいヴィジタンディヌを楽しむことができます。発酵バターを使用した芳醇な香りと、きび糖の深く優しい味わいが特徴のヴィジタンディヌは、しっとりとした食感が魅力です。
一口食べると広がるバターの香ばしさが、至福のひとときを演出します。自分へのご褒美としても、おもてなしやギフトとしてもお楽しみいただけます。
オンラインショップもございますので、ぜひ一度食べてみてください。
COMME PARIS（コムパリ）｜公式オンラインストアはこちら
3つの焼き菓子を徹底比較！
焼菓子 形状 主な材料 特徴的な風味 食感 マドレーヌ 貝殻型 全卵、溶かしバター、砂糖 柔らかく優しい甘さ ふんわり柔らか フィナンシェ 長方形 卵白、焦がしバター、アーモンド 香ばしいバターとアーモンドの風味 外はカリっと ヴィジタンディヌ 卵白、溶かしバター、アーモンド 優しい甘さとアーモンドの風味 軽やかでしっとり
（金塊型）
中はしっとり
丸型や四角型
5. 自宅で楽しむ焼き菓子の選び方・楽しみ方
自宅で焼き菓子を楽しむためには、味わいや食感の違いを理解し、シーンに合わせて選ぶことがポイントです。また、家庭での焼き菓子作りは、そのプロセス自体が楽しみの一つでもあります。
1. 焼き菓子のシーン別楽しみ方
焼き菓子は日常のちょっとしたティータイムや、おもてなし、ギフトとしてもぴったりです。それぞれのシーンに合わせて、適した焼き菓子を選ぶと良いでしょう。
ティータイムのお供に
家でのティータイムには、マドレーヌのように軽くふんわりした焼き菓子が最適です。バターの風味とレモンの爽やかな香りが、紅茶やハーブティーとの相性抜群です。食後のデザートとしても優秀で、リラックスタイムを豊かにしてくれます。
おもてなしに
友人や家族を招いた際には、フィナンシェのようなリッチでしっとりとした焼き菓子を出すと特別感を演出できます。焦がしバターとアーモンドパウダーの濃厚な風味は、コーヒーやカフェラテとも相性が良く、大人の贅沢なひとときを楽しむことができます。
ギフトに
焼き菓子は手軽なギフトにも最適です。
COMME PARISでは、プチサイズのカヌレと焼き菓子3種をオリジナルのマット缶に詰め合わせたギフトBOXをご用意しています。
大切な人への贈り物に喜ばれること間違いなしです！
2. 自宅での楽しみ方とアレンジ
焼き菓子を自宅で作る際は、レシピ通りに作るだけでなく、自分なりの工夫やアレンジを加えることで楽しみが広がります。
フレーバーのアレンジ
マドレーヌやフィナンシェ、ヴィジタンディヌは、さまざまなフレーバーを加えてアレンジが楽しめる焼き菓子です。例えば、マドレーヌに抹茶やチョコレートを加えたり、フィナンシェにラズベリーやピスタチオを混ぜることで、より個性的な味わいに仕上がります。季節に応じて旬のフルーツを使ったり、スパイスやナッツを加えることで、オリジナルの焼き菓子を作ることができます。
型やデコレーションの工夫
マドレーヌの貝殻型やフィナンシェの金塊型にこだわるのも良いですが、さまざまな型を使って、形を変えるのも楽しいです。ハート型や星型など、可愛らしい型を使えば、見た目にも華やかな焼き菓子に仕上がります。また、焼き上がった後に、チョコレートをかけたり、粉砂糖をふりかけたりしてデコレーションすることで、特別なスイーツに変身させることができます。
お子様と一緒に作る楽しみ
焼き菓子作りは、家族で一緒に楽しむ時間としてもぴったりです。特にマドレーヌは混ぜて焼くだけの簡単なプロセスなので、小さなお子様と一緒に作ることができます。お子様が自分で型に流し込んだり、デコレーションしたりすることで、家庭ならではの楽しみ方が広がります。また、作った焼き菓子を一緒に味わうことで、家族の絆も深まります。
3. 焼き菓子保存のコツ
焼き菓子は一度にたくさん作っても、正しい方法で保存すれば長く楽しむことができます。
マドレーヌの保存方法
マドレーヌは焼きたてのふんわりとした食感を長く楽しむために、常温で保存する場合は密閉容器に入れて2〜3日以内に食べ切ることをおすすめします。また、冷凍保存することも可能で、冷凍しておくと約1か月間美味しく楽しめます。解凍は常温で自然に戻すと、焼きたてのような味わいが再現できます。
フィナンシェの保存方法
フィナンシェはしっとりとした食感を保つために、密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存すると良いでしょう。冷蔵保存の場合でも約1週間ほど美味しくいただけます。また、フィナンシェも冷凍保存が可能で、冷凍すると約1か月間保存できます。食べる際は冷蔵庫で解凍し、少し温めると焼きたての香ばしさが戻ります。
ヴィジタンディヌの保存方法
ヴィジタンディヌは、しっとりとした食感とバターの豊かな風味を長く楽しむために、常温で保存する場合は密閉容器に入れて涼しい場所に置き、2〜3日以内に食べ切ることをおすすめします。また、ヴィジタンディヌも冷凍保存が可能で、冷凍すれば約1か月間美味しくいただけます。食べる際は、常温で自然解凍するか、軽くオーブンで温めると、風味が再び引き立ち焼きたてのような味わいが楽しめます。
5. まとめ
フランスの伝統的な焼き菓子、マドレーヌ、フィナンシェ、そしてヴィジタンディヌ。3つの焼き菓子はそれぞれ異なる特徴を持っており、食感や風味、歴史的背景も異なります。どれも焼き菓子好きにはたまらない魅力が詰まっています。
COMME PARISでは、保存料や着色料を一切使用せず、パティシエが一つずつ丁寧に焼き上げた可愛い一口サイズのマドレーヌ、ヴィジタンディヌ、そしてヴィジタンディヌショコラをお楽しみいただけます。田園調布本店とオンラインショップにて、ぜひ一度お試しください！